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怒 

「君は凄く怒っているんだろう」


そう言われてここ1ヶ月程の自分がどうだったかを思い返してみた。

時間にすればほんの2~3秒だったと思う。

はい、と私は答えた。


そういえば私は怒っているんだ。


悲しい気持ちはもちろんあった。

しかしそれ以上に腹が立っていた。




「思いっきり怒れ。君は怒ることができる。喚いて叫んで、相手を思いっきりぶん殴ってやれ。それでもし文句を言われたら僕のせいにすればいい。」



そう言われて思わず笑ってしまった。


「でもあの薬で少し落ち着いただろう?」



そう、あの薬はひどかった。

こんなものは人間が飲むものじゃないと思った。


薬ではなく毒だと思った。




「それは君が病気じゃないから。僕もあの薬を飲んだら辛くてしかたがないんだよ。でもそれは病気じゃないからなんだよ。」



それは自分が薬を飲みながら、そしてその作用なのか副作用なのかわからない苦しさに耐えながら

なんとなく感じていた。


私にはこの薬は必要じゃないのではないかと。


101011_161543.jpg





「だから、君は怒っているんだよ。とても、とても。」



失意のどん底にいた私は、怒りよりも悲しみの方が強いと思っていたが、そうではなかったのか。




「君が怒ることは、僕も怒る。相手の喉にかみついて切り裂いてしまえ」



あの人の喉にかみつく事はできないけれど

秋の真っ青な空からそそぐ木漏れ日の下、

私が怒り狂って暴れる姿をみたあの人の顔を想像したら少し笑えた。
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